現代進路相談室】貧困脱出のための学問や教育は今の時代博打だと思う。

これは国全体が貧しい時代の時限定の説ではないかと個人的に思う。
亡き祖父の一番下の弟は祖父に高校出して貰った後、集団就職で都内の問題起こしてないほうのインフラ系会社に勤められて引退後も生き生きしているらしい。

私の叔父でなく、父の叔父なので年は知らないが、団塊前後世代なのは確定だ。つまり生まれた時代が良かった波に乗れた。


今からの時代奨学金で大学進学は場合によってはヤバいと思う。(奨学金で高校はいいと思うが、事実上義務教育だから)

まず奨学金でも給付型奨学金で大学進学は貧困でも優秀な子なので望みがあるし問題ないと思うが、(同級生のお姉さんに本当にいたんだよね。大学側から是非来てくださいって。)

返済型奨学金で大学進学はそれが卒業後に確実に稼げそうな学部でなければ詰む可能性もある。
(アメリカでも貧困脱出のため軍に入るか、膨大な借金を抱え進学しかないが後者は同じように詰む可能性がある、日本は少し遅れてアメリカ化しているので)

もう前時代的貧困脱出方法は使えなくなってる、気づいてる人は気づいてるだろうけど。

この確実性の少ない教育費に投資していいのは親がある程度裕福だが学力が普通な不労所得がある資産家か大企業経営陣(お前またそれかよ)でないと厳しい気がする。

教育費はそのまま資産にはならず、運用でどう転ぶかわからない類いのものに変わった。
そもそも教育費で伸びる学力は本人の10%程度だから、元々学力が高くないとあまり意味がない事実を誰も発表しない。塾に大学に来て欲しいからという資本主義の闇か。

貧困で微妙な学力の人が進学しても微妙な結果になる可能性がある。富裕層で微妙な学力の人は大学もその後も結局親が何とかするから問題ない。

貧困でも、ずば抜けて賢ければ結局僻地勤務付きだが自治医大で学費無料、防衛医大で学費無料+給与とかの道があるわけで…
(他にもあるだろうが給与が高く人手不足で需要は切れない確実に稼げそうな医師を上げた、看護師もそうだが。)

ここを読み誤るのはやっぱり偏差値でいうと50〜60くらいの普通範囲内の人間なんだと思う。(普通以下の貧困層は大学という選択肢が最初から頭にない又は家計が苦しく働くしかないのがむしろ救いでもあるというか)

その手の人間が一番多いのに大学卒業しましたのオプションだけで返済型奨学金が返せた上に貧困脱出出来るという確率はそこまで高くない気がする。


貧困はどのルートを選んでも脱出困難な時代になってきたからとりあえず借金は背負わないほうが良いと思う。個人的にだが。
高卒よりは大卒のほうがいいのはわかるが、借金がない高卒と借金抱えた大卒だとどっちもどっちなような気もする。