障害者の辛さのほうが健常者の辛さより上?いえ、どちらもそれぞれ同じように辛いんです。

健常者が言うと差別されたーで問題になるかもしれないから境界性人格障害診断済で公的支援は受けてないけど一応実質は障害者である私がいいます。


前に書いた気がするんですが発達障害を脳障害としたい人をまたネット上で見かけてしまいました。私が偏りがあるから偏ったネットサーフィンしがちなのかもしれませんが、なんだかなぁと思いました。

まぁこれは悪意で解釈すると脳障害とすることで『統合失調症やボダとかとは違うの生まれつきなの』といいたいのかもしれません。
更に悪意を重ねると脳障害だから努力じゃどうしようもないから『健常者に正しく理解されて温かく接して欲しい』ってことかもしれません【少なくともボダの私はそうとらえた】

たしかに広義の脳疾患には統合失調症躁鬱病境界性人格障害やうつなど精神科領域の病も含まれますよ。もちろん発達障害も。全ての精神疾患前頭前野の血流低下がみられるそうです。
精神疾患が脳障害というのはソフト面の話ですよね。しかも症状は精神面に出ることが多いです、だから精神科領域なんです。

狭義の脳疾患は知らないけど脳溢血だの脳梗塞だのクモマッカ出血だの症状が身体領域にも出て麻痺などがおこるもので、多分これが脳神経外科でしょ?脳神経内科は何するか知らないけど、
発達障害は狭義の意味では精神疾患です。違うなら脳神経内科で診て貰えるんじゃないでしょうか?

境界例も物理的に感情を司る扁桃体が小さい他色々ありますが治療は精神療法でしかも多くは周りに理解は得られませんし
発達障害障害年金枠にあるけど、境界例は枠にありません。(まぁ病名より重症度によるし私は障害者でも限界まで健常者枠にいたいから受けとりたくないけど…差別じゃなく私は病気を意識し過ぎると悪化するので書類上は普通の人でいたい)

で、私これ系の『私達の病や障害を正しく理解して欲しいの人達』にひとつ共通するものを見つけました。
『自分が一番つらい、わかってもらいたい、だけど他の病気や障害の人には正しい知識を持とうとしないし、健常者は完璧な人間だと思ってる』
あのですね、
私にもギリギリ健常者だった頃がありまして、境界例傾向が高い両親に対して境界例という言葉や意味を知らない時に思ったことなんですが、
【 健 常 者 は 何 を し て も 言 っ て も 傷 つ か な い わ け で も な い し、何 で も 出 来 る わ け で は な い し 障 害 者 の サ ポ ー ト を し 続 け て も 疲 れ な い わ け で も な い】んです。

【健常者も障害者と同じように自分が一番辛いと思うこともあるし、傷つくし、悩むし、疲れるし、同じように辛い】んです。

発達障害でもアフリカの子供たちと比較したらマシなんだから努力しろって言われたら『苦しみは人それぞれなんだから比べられない』とかいうでしょ?

そうなんです。『 障 害 者 の 辛 さ 』と『 健 常 者 の 辛 さ 』は 同 じ よ う に 辛 い んです。【 健 常 者 で あ る 前 に 人 間 だ し、発 達 障 害 で あ る 前 に 人 間 だ か ら 】『障害者の辛さ』が圧倒的に辛いというのは誤りであり勘違いです。
『介護する側』も『介護される側』も辛いに似ています。どちらも人間だから辛いというだけです。そこには健常も障害もなく足腰弱ったおばあちゃんが寝たきりのおじいちゃんを介護してることもあります。つまりどちらも辛いということです。

何故なら私は途中まで健常者で、途中から精神障害者になり治療を受けながら一般枠でいわゆるクローズで働いていたからです。


また私は病になった後に所詮コンビニ店員ですが、発達障害とは関係ないけど『意図的に仕事をしない』人とシフトに入ってました。
ぶっちゃけ『しない人』と『できない人』は私には判別つきませんでした。

境界例だからといってコンビニ作業や接客は普通にこなせますが、『仕事しない人の出したクレーム対応』『本来2人分の作業を実質ひとりで時間内にこなす』余裕はありません。まぁ境界例の見捨てられ不安からくるキチガイじみた努力が勝手に症状として出て自分では止められなくて結局やってたんですけど、ヘトヘトになりながら。

一緒ににされたくないだろうけど、発達障害と同じで症状がいいほうに、しかも自分ではなく他人や周りにいいように働くこともあるんですよね。その店では皆が嫌がること属性上無理なことを引き受けてたためすこぶるいい人出来る人扱いされました。どんどんNOと言えなくなり嬉しくなかったが。
境界例といっても皆が皆教科書通りリスカで大量服薬で職場でも問題起こしてばかりというわけではないんです。発達障害だからといって皆がアインシュタインというわけでもないように。】

この仕事出来ない人又はやらない人と仕事何とかやる人のケースと、発達障害と一緒に働く健常者のケースは後者は似たような感じで思うのが当たり前でしょうね、人間ですし。(差別だーじゃなく、発達障害者が健常者の気持ちを理解ってもいいんじゃないかなと。わかってもらうばかりじゃなくて。片方だけが能動的じゃ恋も続かないのと同じで。)

ちなみに境界例にも隠れADHDがいるケースがありますが(ADHD側が一緒にされたがらないだろうから本ばかり出版してる精神科医作家の岡田尊司さんの某本は余計なことをしてくれたと思いました、ただでさえ境界例は酷い言われようだから)私はWAIS-?は受けてないしわからないけど、多分ADHDではないです。

そもそも完全な健常者?はいません。健常者も風邪ひくし、体調崩すし、花粉症もあるかもしれないし、生理痛が酷すぎるかもしれないし、ストレスで嘔吐するかもしれないし、突発性難聴で耳石がずれやすくなり平行感覚が狂いがちかもしれません(まぁ境界の私のことなんですが)
ボダが理解されないのが当たり前だし障害を隠して一瞬健常者のように見えることがあったりして働いてたかもしれません。

ちなみに最後に一般人とか健常者と呼ばれる側のみに一方的に障害を理解させようとしてない発達障害の方には心よりお詫び申し上げます。
まぁでも理解は広まってほしいと一度は私も思いましたが私の病が境界だけに無理だなと思ったのと、
医学は日々進歩して専門性も相当高くなり過ぎてるので次々と新しい病気が見つかるなか
医療職でない一般人に全てありとあらゆるの障害や病を正しく理解して接してくれというのは困難だとも思います。