3歳時神話を考える

3歳児神話はデータを知らず実際はどうなのかわからないが後半のデータを用いて境界的なりに分析して考えてみる

境界の私の3歳少しまで自己愛祖母が面倒みたようです。
自己愛父の姉弟は姉2と父はきついです、自己愛祖母が育ててどうみても2人とも自己愛です。
姉1は常識人、自己愛父方祖母が子供置いて産後実家に一旦帰ったのが幸いしたようです(祖父の親が育てた?) まあ境界母が仕事辞めて育てた私の妹は自己愛なんだけどね。

つまり、うちは境界と自己愛が大杉なため参考になりませんが、3歳までは産んだお母さんが育てるべきではなく、人格的にまともな人間が愛情注いで育てるべきなんです。(上の例の父方の伯母は実母に育てられなかったのが幸いしてるし)だからって保育園に丸投げは良くないと思いますけどね。

ちなみに私は保育園1年幼稚園1年で小学校に上がり、妹は保育園2年間で小学校です。3歳までは身内や実母が手を煩っても、身内が人格障害では何の意味もないのです。
もっと親が人格障害なら子供も依存性・易興奮性・攻撃性などの人格障害を発症しやすい性格傾向が遺伝していますが、父方伯母1をみるように一時期にでも姑に育てられてマトモということもあります。病気が遺伝するのではなく病気になりやすい因子が遺伝するので実質遺伝に見えるのです。他の精神疾患も基本的には同じ理屈でしょうね。


で、少し話はズレ過ぎますが、書籍『遺伝子があなたをそうさせる』p.221
IQと環境 の節より要約引用します。(前節でIQ遺伝率は50%と書かれた)

『孤児院で精神延滞(知的障害)に分類された子供のうち13人の子供達は別施設に移され、そこで育児に時間をかける養母に育てられた
わずか4年後この子供達はIQが平均して30上昇、孤児院に残った12人のIQは20低下、この相違は20年後も続き、個別の世話を受けた子供達の大半は高校を卒業し自立したが、
孤児院で育った子供達は施設で暮らしているか自立出来ないまま。

し か し 本 当 の 驚 異 は 孤 児 院 か ら 移 さ れ た 子 供 達 の 行 っ た 先 が 知 的 障 害 の 成 人 を 収 容 す る 施 設 だ っ た こ と

養母自身も知的障害だったのである〜子供の精神的発達を助けるために天才である必要はない、重要なのは愛情と人間的接触…(ただし構い過ぎてもまずく赤ん坊にも静かな時間は必要とか何とか)』

データ人数が少ないという点があるが
これは専業主婦だから正解とか兼業主婦だから正解とかではなく、
子供が自立するような子育てに必要な母性とやらは知的障害でも関係ないということかも知れない。しかも実母である必要でさえないのかもしれないという驚きのデータです。

しかもこの養母達に限ると知能障害ではあったものの精神的には安定していて子育てに支障はなかった…つまりは養母のさらに親は愛情持って育てたのかもしれません。(知能障害であるのと精神や情緒障害は別問題ですし、もちろん両方の場合もありますが)
うちの母は知能指数が大丈夫でも『子供がいるから離婚できない』を8歳の私に泣いて話したりして大失敗してますしね。
知能より人格ですね、境界だからこそ言えます。

という訳で3歳児神話の真相はわかりません。