先日、永遠の0の筑波海軍航空隊記念館に行ってきた。

hakumaigasuki2016-03-17

今さらですし、今月中しか今のところやってないようですが、現笠間市にある茨城県立心の医療センター敷地内(大型精神科病院の旧友部病院)中央付近にポツンと建っている古い建物が記念館です。

記念館の建物自体が海軍の施設の指令部庁舎という建物だったとかなんとか。2階には撮影に使われたのか再現なのか不明ですが
「ベッドが4つくらい並んだ古い医療器具の救護室?のようなもの」「えらい人が話しそうな部屋?」がありました。看護服を着たマネキンが1つだけあり怖かったです。

零戦の機体の一部や多数の写真、当時の軍の制服などが展示されていました。特攻隊の方の日記(本人が書いたのではなくタイピングされたものが冊子状で)も読むことが出来ました。(ほとんど妻と娘?のことが書かれてた)

プラモ的な船が沢山飾られてる2階の部屋で空母断面図プラモ?を見れたのがワクワクしました。すげぇー空母って全体で見ると、こんなに何階もあって部屋も沢山あるんだーと。

当時の滑走路は今現在は普通に周辺道路として利用されてるようですが、車で走ってても全くわかりませんでしたねorz

団体客の方に記念館スタッフが説明されてるのを聞きましたが、記念館の建物をこれからも残すかどうかまだ決まってないような解説をされてました。果たしてどうなるんでしょうかね…。

階段の手すりが石?で出来ていて、階段の構造も現代の建物とは雰囲気が違いましたね。あの御影石ではないと思いますが。

写真撮影可の部分と不可ブースが半々くらい?です。私は写真は撮らなかったのですが、団体客向けに集団写真撮影と案内をしてくれるスタッフさんがいました。

最後にたまたま声をかけて貰い写真をとって頂きましたが、『君はここで動かないでね』と肩を固定されて「ん?何で?」と思っていたら、映画の大きな垂れ幕の俳優さんの写真やロゴに私が重ならないようにと配慮してくれたようです。写真屋さんなのかな?


縦長で狭いスペースにお土産売店もありました。戦争関連の古書も売っていたようですね。写真の敬礼してるマスコットキャラクター友部空(ともべ そら)くんのキーホルダーだけ買って帰りました。
(記念館の人がこの建物がなんだかんだ長い年月残ってるのにあやかって無事に帰る御守り的な感じで売り出したと言ってました)

入場料は大人\500でパンフレットが貰えます。土日祝日のみ1.3kmくらい離れたとこにある地下要塞?が見れるようです。要塞はホームページで見た限りちょっと怖そうです。

記念館の広さは中規模クリニックといったところで、凄い施設という訳ではないですが、けっこう面白かったです。ちなみに記念館内にトイレはなく、500m位離れた所に仮説トイレです(記念館見学者は病院内のトイレは利用出来ません)

パンフレットに載ってましたが筑波と名前が付いてるのは、「つくば市」とは関係なく「筑波山」のことのようです。軍の関連は地名をやたらつける風習があったとかで。確かにつくば市は漢字表記はしませんからなるほどなぁと納得しました。

笠間市(旧友部)は都内から来ても福島・栃木・千葉から来ても茨城県内からでも山に囲まれてるのでなかなか行きにくい場所ではありますが、こういった施設は国内にもあまり現存していないようなので、残しておいてもいいんではと思います。