書評中高年ブラック派遣と、その他

内容は悪くないのに書き方が酷い(自分から本来仲間に出来そうな層を敵に回している)から多分、週刊誌の延長本として消費されるだけで終わる気がする。

せっかく法律も盛り込んで実際の未払いに対する戦い歴も乗せているのに少し残念かなぁ。

若者を敵視し過ぎて若者ブラックバイトや若者ブラック派遣労働者からは共感を得れないだろう。私は31歳と中年寄りだが、若者に対する一方的な嫌悪や憎しみに溢れる文章からこの本を読んだ若者が気の毒に感じたし、若者より著者に残念な印象を受けた。

脱貧困ブログの著者の方もメンヘラ女がどうとかと。本来貧困とメンヘラと属性が被ってる人達の片方の属性を非難気味に書いている。

しかも風俗通いはいいとか、風俗で働く女性にメンヘラがいないとでも思っているのだろうか。しかも貧困男性(?)に金のかかる風俗を奨める辺りがわからないし、プロの風俗キャストは客として相手したところで恐らく貧困男性には目も向けないと思う。

私の知人の飲む打つ買うマダオから風俗キャストの実際は聞かされている。彼女達はその辺のおっさんよりよほどそろばん弾くの得意なビジネスウーマンだ。
(そして知人マダオは大量消費の経営者型で病気の飲む打つ買うしなきゃ本来富裕層、飲む打つ買うしても余裕な中間層なので風俗キャストに相手にして貰えるのも解ってるため病んでる)


湯浅誠さんのように物腰柔らかで敵を作りにくく、関係ない属性の皆に耳を傾けてもらえる文章を書ける人はやはり少ない。
(名前失念したが確か下2文字が99で前半が英文字のIDの更新やめたはてなブロガーさんにもいたんだよなぁ)

この手の書き方は読み手の感情を激しく揺さぶらない分だけ直ぐに反響は望めないけど、多くの人の目に最期まで読んで貰える機会が増えると思う。(雪見さんとかもこのタイプだと思う)長期的に安定して注目を集めるというか。

私はその時に自分の思ったことを書いてるし読み返したいだけなので、極端に書き方がぶれてるし人のことは言えないが。
機種変したときに元ブログにログインできなくなって、コメントを貰っても返せないし、今のブログで他ブログにも自分のブログにもコメント出来なかったから誰とも討論する気はないが思ったことは好きに書かせてもらう。ネットはマイナス感情表出されやすい場って心理学研究も読んだし。

本当はリアルでうまく愚痴を解消出来てればいいけど、いくら境界でもリアル表出こそリアル知人友人彼氏を失わないためにキチガイじみた努力するやつもいるからね。はてなはネットで幸せ演出するFacebookとは対極にあると思うし。

引っ越しとかちょっと予定が詰まってるものの鍵の引き渡しはまだ日数あるから。もう荷造りしちゃったし。