ベンゾ離脱関連】改めてアシュトンマニュアルを考えるからの少脱線

アシュトンマニュアルはベンゾは徹底批判し悪い部分しか書かないのが特徴。【止め方はともかく書き方が患者の善か悪かの白黒二極化思考にピタリとハマって離さない仕様なんだよね…】

結果として断薬後の症状はすべてベンゾ離脱と捉えられ、統失でなくとも被害妄想になりがちな病んでる患者の考え方や意識を治すには全く役に立ってないどころか足引っ張ると結果にもなると思う。

何かを絶対視しがちな患者の心によい影響ばかりもたらすとは限らないし、最大協力者の医師に対して不信感も強めるマニュアル。

健常者か治る見込みが高い患者ならばおそらくベンゾ飲んでても『ふーん、こんな話もあるんだーまあ参考程度にするかー』『試すだけやってみてダメならそれはそれでいいやー』程度で流せるんだよね。多分だけど。

流せない。ひとつのことに執着したり拘ったり極めたり気にしたり深く考えたりする傾向が悪いと病、良いと職人気質(又は職人)なんだろうなと自分でも思う。
このタイプは『まあなんでもいいや、まあ仕方ないや』って許容範囲広いタイプに比べると、自己コントロールを獲るまで生きるのに苦労すると思うし、圧倒的に病み易い。


『ヒーリー精神科治療薬ガイド』にて境界例に効く薬はないに等しい記述があるが、境界例の急性期の単発使用については

これに勝るものはないと思うし、助けになると等しい内容が書いてある。確かにベンゾは単発使用で飲んでみると、即効性のある鎮静作用はドパミン遮断薬を越えてるし、

ベンゾ副作用なんかもドパミン遮断薬に比べたら屁みたいなもんだし、ラムネみたいなもん。急性期以外は飲んでも飲まなくてもほぼ同じ。

ベンゾに依存性があるっていうより、依存性の高い性格傾向の人間は依存しやすいだけって側面もある程度あると思う。超ヘビスモだったのにタバコもスパッと止めて2度と吸わない人が必ずいるじゃない?
意志の強さじゃなく、依存しやすさ(少しの事ではドパミンが出にくい体質)だと思う。

酷いメランコリーうつのひとは責任転嫁がある程度必要だけど、それ以外の病んでる人間は『自分を治せるのは最終的に自分自身、習慣を変えてヤンデレ脱出しなければ、医師や薬は補助として考える』くらいじゃないと

行き着く先は治癒でなく、ネット上での精神医療全否定になってくると思う。私が一時それに傾きかけた。だけどこれは反社会的度が上がり闇(病み)が増え、治癒にはほど遠くなるだけだった。


ダイエットもどんな方法でも、お金かけても痩せない・一時痩せてもキープ出来ない人間が一定数いるのに似てる。

人間は本当にヤバい時は『気の持ちよう』なんて言葉は刃物で刺されたかのように痛みを感じ深く傷つき引きこもりたくなるけど、
ある程度持ち直すと『やっぱり気の持ちようは大切、ただそこに悟り至るまでが少し難しいだけで』ってなる勝手な生き物だからさ。