『私達の税金』って考えは何かズレてる

検索でたまたまひっかかった掲示板に
『たくさん払った人が損』みたいな意見が書いてあって賛同者が多くて違和感。たくさん払った人は沢山頑張った人ではあるかもしれないが、

『税金は国営サービスを受ける対価として支払うものではない』という前提が頭から完全に抜け落ちている。
ねぇねぇ税金ってようは強制の満期還元のない保険のようなものじゃないの?超絶望的にヤバい人に優先的に遣われるか国というシステム維持に遣われる的な、さ?

『税金で損得を考える』って損ならば払わないのだろうか?流石に新自由主義に毒され過ぎてないか?税金は投資ではない。

じゃあアメリカのどっか(忘れた)みたいに富裕層のみの街で市役所さえ民営化した街を日本に作ればいいのでは?市役所職員はサービスが良くて大満足らしい。

裏を返せば一斉辞職やストライキされたら賃金を大幅に上げて職員募集や賃上交渉に応じなければならないし、少なくとも生きてる間は富裕層で居続けないといけない。民営化市役所(?)ということは営利企業だから利益が出なければ撤退される可能性も秘めている。

よくある『私達の税金』という概念を多用した報道の影響なのだろうか。

そのうち買い物後に店に対して支払った後に『私達の支払った品代を従業員の給与や設備投資に遣うなんて』って考えになりそう。

あ、もう、株を買った会社に対して『私達の支払った株代を従業員に払うなんて…株主還元しろ株主優待をもっと充実…』ってモンスタークレーマー社会になってるか。クレームは反映されずに内部留保が過去最大とのことですが。

モンスターはモンスターの自覚はなく『線引きを勝手に都合よく引き直し、自分の権利を過剰評価し、行き過ぎた要求を通すまで引かない』ゆえにモンスターなのである。

もう私も20年前小学生だった時に実家ネギ農家で私も頭数だったから『私が頑張って草むしりしてネギ坊主切って盛り土して頑張って育てたネギを食べるなんて…ちゃんとドライネギにして箱に入れて保管してよ』って言ってもいいよね?