うつは運動が出来てこなかったことも含めてうつなんだよね。だから運動したら良くなるとかの問題ではないんだよね。

我がBPDもうつと関連深い疾患である。でも、うつは境界型ディスチミアうつ状態と、メランコリー古典的うつ病でだいぶ対処が違うし病状も違うのを知られてない。
(非定型うつは私は信じてません、ある薬が効くのが非定型うつなのに日本で認可されると本で書いたまま認可されないまま数年経ちますよ、貝谷久宣先生。ププロピオン?禁煙補助薬は別のがあるし、リタリン規制した日本で認可されるわけないです。)

そんでもってメランコリー型のひとはディスチミア型と一緒にされたくないと主張するのもセットです。はたからみればメンヘラひとくくりでしかないのにどんぐりの何とかをしたがるのがメンヘラの本質なのかもしれません。
弁証法的行動療法にも自分より不幸そうな人と比較して幸せを実感するのが入ってますからもしかしたら患者は自己治療を試みているのかもしれません。

そして現代は統合失調症からパニック障害やら双極性障害やら境界性人格障害やら旧神経症圏含め全てまとめて何故かうつと扱われやすい環境です。かくいう私も第2診断は不安神経症です。

精神疾患全般に運動が効果的なのは間違いないのだが、統合失調症陰性症状が強いときと古典的なメランコリーうつのひとはふとんから這い上がれないこともあるだろう、とりあえずおのおの抗精神薬と抗うつ剤飲んで効いてくるのを待つしかないのだ。

運動して改善するのは運動が可能な場合だということを忘れてしまって悪気なくむしろ善意でアドらー心理学とかと一緒で人に勧める現象が発生している事案?をはてなブログで目撃した。

ちなみに精神科にジムがないのは金の問題で、スポーツ器具販売会社が都合よい統計データを厚労省に売り込んでノーパンしゃぶしゃぶ辺りで接待して帰りに山吹色のお菓子の下に大量の福沢諭吉氏隠してを渡したら運動療法診療報酬が創設されて…スポーツジムが精神科標準装備になるかもしれません。ただし研究で運動のメリットを信じてる人のほうがやっぱり効果は高いそうですから嫌いな人には効果は薄そうです。信じるものは救われるとか単純な話でもなさそうです。

ちなみに私は持久型体質なため長時間立ちっぱなしで歩き回ることは得意ですが金貰って仕事じゃないとやりません。境界例は見捨てられないためのキチガイじみた努力はできても、自分だけのために頑張れないのが境界例です、はい。

そうじゃなくて現代精神医療ではエビデンスがないからと過去切り捨てられたけど後から統計でやっぱり効果があると証明された精神療法で人と人との繋がりである「間を癒し」たいんです。昨日自費部門の診療すら実質断られたけど。

あぁ抑うつ状態だ。(抑うつ状態は健常者でもおこるらしいです)